令和7年9月の漢方養生 漢方的夜間頻尿対策
井上漢方薬局では、毎月、その季節特有のお悩みについて改善が期待できる、漢方医学の知恵をお伝えしています。自分で出来る軽い運動や、簡単な体操、食養生、その他もろもろ、漢方も鍼灸も精通した井上漢方薬局ならではの、知れば役立つ漢方医学の知恵です。
令和7年9月は、
「夜間頻尿の漢方的!什の掟 筋を育てる・腎を補うで夜間頻尿を改善する!」です。
一、頻尿の原因は重力です
昼の間、重力に従い体の水分は下半身に集まります。就寝時、重力から解放された水分は膀胱に。お小水に行きたくなります。
二、軽い運動、積極的に
お小水は血液から作られます。下半身の水けを持ち上げるには足の筋肉を使うこと。軽い運動が吉。
三、太ももを太くする
足の筋肉は、下半身の水けを持ち上げます。また、男性ホルモン増加は夜間頻尿に効果大!
四、尿意は少し我慢する
おしりを締めて、お小水を我慢する。
骨盤底筋群を鍛えて我慢の効く人に!
五、頻尿は神経が過敏だから
膀胱から脳へ。尿意を伝える神経の衰えも頻尿の原因の一つです。
六、特効ツボ「会陰」を刺激する
前後3㎝程度。100均の美顔ローラーで
ゆっくり10往復。指で、刺激しても効果あり。
七、腎を養う黒い食べ物
漢方では、神経やお小水、年齢からくる症状は腎に関係します。黒豆、黒キクラゲ、黒ゴマ、キノコで腎を養う!
八、お腹好調で、除湿好調
漢方では、お腹とは体の除湿器。常に好調なお腹で無駄な水を溜めこまない。
九、とは言え、水分補給はしっかりと
頻尿が気になっても、水分補給はしっかりと。潤い不足は、腎の弱りに繋がります。しかも、人は脱水状態だと、尿を余計に出すみたい。
十、全部やってもダメな時、全部やるのはムリな時には、漢方で
結構なんとかできるから。
是非、お試しください!


