不妊症・子宝相談
女性の生理
妊娠しやすい身体って?
女性の生理を知るところから始めよう
妊娠しやすい母体をつくる、
漢方周期療法をご存知ですか?
正しい生理
生理はあってもその生理がどのような状態かが妊娠しやすくさせるためにとても重要です。いつもの生理、あまり気にしていなかったけど、普通はどんな感じ?
正常な生理とされる目安があります。正しく理解して妊娠しやすい体を作りましょう。
■生理周期
前回の生理が始まった日から今回の生理が始まる日の前日までの日数のこと。
通常は、25~35日くらいです。あまりに短い(経早)ものや、長い(経遅)ものは、東洋医学的には、冷えや熱、ストレスが要因であると考え、治療の対象とします。また、周期はおおよそ一定しているのがよいでしょう。
例えば先月は25日、今月は35日では正常とは言えません。
■生理期間
生理が始まってから完全に終わるまでの期間のこと。
通常5~7日です。
■経血量
初日と4日目以降は量が少なく2~3日目くらいは量が多くなります。
経血の色 普通の血液よりもやや濃く、塊はないのがよいでしょう。色だけで判断はできませんがいつもより黒っぽかったり、鮮やかな色だったり、淡い色だったり、大きな塊や細かい塊が続く場合は漢方的な処置が必要なことがあります。
■冷え性
冷えは妊娠を望む方にとって大敵です。冷えにより子宮の血行が悪くなり卵が子宮内膜に着床しにくくなります。漢方では血行が悪い場合や腎(生殖能力やホルモンバランスを司る)の機能が低下している場合に多くみられます。よって漢方で血行を良くし、腎の機能を高めることが妊娠への近道となります。もちろん日常的な生活習慣や食べ物も重要なポイントになります。
■生理痛
辛い生理痛、体の中から改善して健康になりましょう。漢方的には生理痛は本来ないのが正常な状態としています。生理痛の原因は血のめぐりが関係します。漢方でいう「血」とは、身体各部の組織に潤い、温かさを供給するもので、栄養の供給は二次的なものと考えます。スムーズに体の中を巡り、全身を潤し、温め、栄養をいきわたらせるものなのですが、この流れが悪いと「痛み」の症状がでやすくなります。血の滞りの原因は様々です。冷えやストレス、食生活からも血が滞ります。刺すように痛い・脹るように痛い・冷えて痛いなど痛みの種類によっても原因が異なります。
■高プロラクチン血症
乳汁分泌ホルモンであるプロラクチンが、授乳中ではない時期に多量に分泌されている状態のことをいいます。授乳中には排卵が起こりにくいように、この症状は授乳中でもないのに排卵を抑制させてしまう作用があります。症状としては、排卵障
害・イライラ・肩こり・乳の張り・乳汁分泌などがあげられます。漢方薬では昔から断乳に使われてきた麦芽を炒って煎じておりましたが、現在では炒麦芽を飲みやすい顆粒状にしたものがあります。