令和7年5月の漢方養生 漢方的息苦しい時の対策
井上漢方薬局では、毎月、その季節特有のお悩みについて改善が期待できる、漢方医学の知恵をお伝えしています。自分で出来る軽い運動や、簡単な体操、食養生、その他もろもろ、漢方も鍼灸も精通した井上漢方薬局ならではの、知れば役立つ漢方医学の知恵です。
令和7年5月は、
「息苦しい時の漢方的!什の掟 陰を補い、気を巡らす!東洋医学の楽ちん呼吸法!
」です。
一、腹式呼吸をできるようにする
腹式呼吸とは、横隔膜を下げることで肺を
広げる呼吸のこと。息苦しい時は胸呼吸じゃなくて腹式呼吸。これができれば、不安なし!
二、水分を摂る!
漢方では、腎は吸気(空気を吸う力)を司ります。水分不足で腎が弱ると吸えなくなります。水分摂って腎を助ける!
三、誰かとおしゃべりしてみる
不安になると、呼吸が不自然に。余計息苦しくなります。おしゃべりしてる時、呼吸って自然になります。気も紛れるし、やばくなったら、人としゃべろう!
四、気を下に降ろす
息苦しいのは、気が上ってしまうから。胸からお腹、太ももへ手のひらで優しくさすり降ろして気を降ろす!
五、良き香りを嗅ぐ
良い香りを嗅ぐと、気が巡ります。上ってくる気(奔豚気やら吐き気やら)も収まります。
六、足を温める
足を温めると、全身に気が巡ります。上っていた気も、全身を巡って降りてきます。小汗かくぐらいまでが吉。
七、肩こり首こり背中こりのケア
首肩回り、お胸、背中上部の筋肉は、呼吸筋です。冷えや緊張で硬くなり、呼吸しずらさの原因に。こまめに緩める!
八、お腹を労わる
お腹の不快感は、不安を増長します。お腹の動きが悪いと腹式呼吸の妨げにも。よく噛んで!お腹に優しい食生活を心掛ける!
九、睡眠不足は大敵です
血流悪化を招く、自律神経の疲れをとるには、寝るのが一番。血が巡れば、気も巡る。お腹も、楽チン、一石三鳥!
十、全部やってもダメな時、全部やるのはムリな時には、漢方で
結構なんとかできるから。
是非、お試しください!