令和7年3月の漢方養生 湿疹・アトピー性皮膚炎
井上漢方薬局では、毎月、その季節特有のお悩みについて改善が期待できる、漢方医学の知恵をお伝えしています。自分で出来る軽い運動や、簡単な体操、食養生、その他もろもろ、漢方も鍼灸も精通した井上漢方薬局ならではの、知れば役立つ漢方医学の知恵です。
令和7年3月は、
「湿疹・アトピー性皮膚炎の漢方的!什の掟 冷まして、潤して、温める痒みを抑えて掻かない! 漢方的緩和ケア!!」です。
一、湿疹は掻かないようになるのが鉄則
湿疹は掻かなければ、治まっていきます。掻かない状態≒痒みのない状態。外からのケア(低刺激・保湿)内からのケア(副腎の機能強化)で、相乗効果を狙うのが吉。
二、肌に傷をつけない
肌荒れは湿疹の元。肌への刺激はダメ。絶対。熱いお湯、タオルでゴシゴシ、化繊の下着は肌荒れの元。
三、便秘は禁物
便秘は熱。便秘は毒。毎日快便目指すが吉。
四、よく寝で、陰を補う
お肌の潤いは、アレルゲンからのバリアです。良く寝は、肌の潤いを作ります。体の疲れが取れれば、血流改善、免疫力もUPです。一番おススメ。
五、汗をかいたら洗い流そう
汗は放置しとくと雑菌が増える原因に。できればすぐにシャワーなどで洗い流す。
六、こまめに保湿、忘れずに
お肌の潤いは、アレルゲンからのバリア。こまめな保湿忘れずに。殺菌作用のある化粧水もよきです。
七、副腎は温かいのを好みます
カラダを冷やすのは控えめに。温活で副腎を温める。上手な入浴も大事です。熱すぎるお湯は禁物。ぬるめのお湯でゆっくりと。
八、生もの、お酒に、乳製品、ナッツ類に気をつけて
漢方では発物(はつぶつ)と言って、アレルギーには良くない食物とされています。
九、春の食べ物、辛いものにも注意して
タケノコ・ソラマメ・セリ・ウド、春の食べ物は漢方ではアレルギーに良くないです。
十、全部やってもダメな時、全部やるのはムリな時には、漢方で
結構なんとかできるから。
是非、お試しください!