令和6年9月の漢方養生肌荒れ什の掟
井上漢方薬局では、毎月、その季節特有のお悩みについて改善が期待できる、漢方医学の知恵をお伝えしています。自分で出来る軽い運動や、簡単な体操、食養生、その他もろもろ、漢方も鍼灸も精通した井上漢方薬局ならではの、知れば役立つ漢方医学の知恵です。
令和6年9月は、
「陰を補い、血を巡らす、内から潤い美肌対策!」です。
一、お肌は内臓の鏡と心得る
漢方では、肌は内臓の鏡と考えます。内臓の健康=美肌なのです。最近では、肌荒れが副腎疲労や鬱の原因になるとも考えられています。いろいろな意味で、お肌の状態は健康のバロメータなんです。
二、とはいえ、保湿はしっかりと
保湿と日焼け対策は必須です。自分に合ったもの、一生の宝物、一生懸命、見つけましょう!
三、良く寝は美肌の基本です
体の潤い(陰)は、睡眠で養われます。良く寝が一番。十分な時間と快適さを確保して。ポカリをコップ半分、温めて。潤い、陰分、補給します。
四、体を温める≒血流良くなる
痛んだお肌を治すのは血流です。暑くとも湯船につかって、血流確保。入浴後、5分以内の、お肌の保湿は忘れずに。
五、便秘はご法度
便秘は熱です。便秘は血の汚れです。血の汚れは美肌の大敵です。毎日快便、目指しましょ。
六、お腹の負担はお肌の負担
よどんだ湿は気血の巡りを滞らせます。お腹は体の除湿器です。お腹元気で湿気知らず。冷たい飲食物・乳製品・生もの・刺激系控えめに。
七、ハトムギで除湿する
ハトムギ(ヨクイニン)は、湿を取り除き、気血を巡らせます。肌のターンオーバーも促進します。
八、我慢も大敵、力(りき)んじゃダメダメ
我慢する、力入っちゃうのも気血の巡りを滞らせます。「ま、いいか」と思うのが良いですよ。
九、軽い運動が吉
血の巡りが良くなり、新陳代謝も向上。日焼けには気をつけて。汗をかいたらすぐ流そう。清潔感には注意して。
十、全部やってもダメな時、全部やるのはムリな時には、漢方で
結構なんとかできるから。
是非、お試しください!